シャガールみたいな青い夜と地下のジャズ喫茶
"31日は坊さんの定休日"というコトにしているのですが、土曜日はやっぱり無理。

法務を終えた午後、1日から新しい生活をはじめる長女を送るという名目で京都へ。京都のIさんにも会う予定でした。

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京都に着いてから、高島屋で『シャガール展』が開催されていることを知り、予定変更。絵のこともシャガールのことも何もわかりませんが、午後7時ころからゆっくり鑑賞しました。

まず驚いたのは、6時から入場料が半額になること。うれしいですが、半額にならなくても観るわけだから、そういうことはしない方がいいような・・・。

もうひとつ驚いたのは、展示してある絵画の半分くらいは「岐阜県美術館」所蔵のものであったということ。無知の極みです。


  "あなたがわたしにくれたもの シャガールみたいな青い夜"  「プレゼント」


シャガールについて知っているのは、この歌詞のみ。そんなボクの感想。

「シャガールの青」は空の青とも海の青とも夜の青とも違っていました。深くて濃くてキレのある意外と明るい青でした。緑が入っているような気がします。青の印象の絵ですが、赤や黄色や茶色が浮き立つ絵でした。

シャガールの青。キレイでした。



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所用の長女と別れ、四条界隈をぶらぶら。9時過ぎ、長女と再会し食事。なんとなく深夜の人混みの街への名残惜しさもあり、コーヒーでも飲もうかと。長女の案内で老舗の喫茶店へ。


  "地下のジャズ喫茶 変れないぼくたちがいた"   「ぼくたちの失敗」


ライブのチラシが貼ってある壁づたいに狭い階段を下りると、カウンターと数席のソファー。30年も40年も変わっていないような空間。壁に、たぶんオーラトーンのスピーカー。

ジャズ喫茶がどんなものか知りませんが、気分はまさに「地下のジャズ喫茶」。

勝手に悦に入って、閉店までぼーっとその雰囲気を楽しみました。酸味が強く濃いのにさっぱりした独特のコーヒーもおいしかったです。ひとつの世界がありました。


長女をアパートに送り、帰途についたのは0時過ぎ。午前3時少し前、岐阜に帰着。


むちゃくちゃ素敵だった、ほんの半日の坊さんの定休日。なにもかも偶然でしたが、よろこべる必然があったのだろうとさらに余韻を楽しんでいます。





【シャガール -愛をめぐる追想-】 日本未公開作品を中心に

 期間:3月27日(火) → 4月16日(月)
 開場:午前10時~午後8時  (入場は閉場30分前まで 最終日は午後5時閉場)
 場所:京都タカシマヤ 京都市下京区四条通河原町 7階グランドホール


【六曜社 地下店】 Coffee&Bar 

 場所:京都市中京区河原町三条
 時間:~24:00? 水曜定休
 






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by e.wash-r | 2012-04-02 00:41 | 溺レル | Comments(0)
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