夜、岐阜別院にてSs師主宰の勉強会。今回のご講師は、阿部信幾先生でした。
「おさとり」ということについて、最近気になることばに出会ったので、そのことについて質問しました。
気になっっていたのは、禅宗の某老師が語られたという次のようなことばです。
平気で生きる事、これが一番難しい。「いつ死んでもええ」というのは悟りではない。
悟りとは、平気で生きる事。
悟りは、現実のわたしの生に顕現するのかという疑問です。
先生は、おおよそ次のような基礎から、シンプルにご教示くださいました。
・仏教は仏陀の説かれた教えである。
・現在は末法である。「教」は伝わるが、「行」と「証」が廃れた時代。
・親鸞聖人は「おさとり」を「証」と示される。仏願の証果の意。
・禅宗の悟りについては、真宗の僧侶も勉強すべき。
「証」は本願に依るということをしっかり聞かせていただきました。