ワールドワイド -Woeld Choir Games (世界合唱祭)-
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地域のこどもの合唱団である「むくの木合唱団」が、アメリカのシンシナティで開催される第7回世界合唱祭(7th Woeld Choir Games)に参加します。 

シンシナティ市と友好関係にある岐阜市に友好出演の依頼があり、市の要請を「むくの木合唱団」がお受けしたという次第。いわば岐阜、ひいては日本代表の小さな親善大使として、アメリカできれいな歌声を披露することになったわけです。

「むくの木合唱団」は、生徒数100人ほどの小学校校区の有志が地域に根ざして活動しています。地域の方々に親しまれ、すばらしい指導者に恵まれ、30年続いてきました。卒業生も含めた成人のコーラス、シニアのコーラスも派生しています。

「むくの木合唱団」は、過日、市の公的な催しで歌ったそうです。当局、報道関係の方々が絶賛されたと聞いています。ボクが出席したある市の会議でも、そのときのことが話題になっていて、市の教育委員会の方々が、地道な活動とこどもたちの美しい声をしきりに賛嘆していらっしゃいました。

ほぼ部外者ですが、歌をよろこび、歌に育まれていくという活動を、ほんとうに真摯にとりくんできた「むくの木合唱団」を、おおいに褒めて、敬意をもって紹介させていただきました。



成り行きで、坊守が合唱団のお手伝いをしている関係で、ボクも成り行きで坊守のお手伝いをしています。将軍様の命令ということです。

世界合唱祭については、関係者とのやり取りがほとんどmailであるため、形式的にボクが窓口。坊守が、pcやmailのことを頑なに拒むので仕方ありません。

お寺のpcを介して、本部のドイツ、開催国アメリカ、実質的な通訳と事務担当で卒団生のaちゃんが住んでいるフィンランド、そして市役所、団代表、それに、ボランティアのアメリカの日系人団体の間を、mailが飛び交っています。

内容がわからないままmailの中継をしているのが現状で、先日、大きな過失をしました。aちゃんが、見事な対応で危機を脱してくれてホッとしていますが、実は大失態の中身はよくわからないままでいます。実質的には、Aちゃんひとりの奮闘で事務が回っている状況です。組織機能の問題として、市役所が窓口になってもらえると有り難いのですが・・・。

フィンランドから一時帰国しているAちゃんがお寺にきて、坊守と事務仕事をしていました。庫裏でノートPCを開き、webと電話でドイツやアメリカの関係者、市役所とやり取り。まるで小さなoffice。最近はやりのノマドってこういうことなんだろうなあ。

よくわかりませんし、ボクは何もやっていませんが、当寺が世界と繋がっていると思うと住職としては、いい気分です。

Aちゃんの仕事と献身に、ただただ、敬服・感謝。



【付記】

芸術やスポーツは、裏方の献身がなかったら成り立たないことを痛感。現代の芸術やスポーツは、好きなひとが好きなことをしているという純粋な「遊び」の領域にはないということのようです。

「西蔵坊だより」の『言わなくてもいいこと』より引用。

行列のできる法律相談所の再放送(をチラッと見た)。

橋下弁護士:「世話になった親に、その恩を返さなければならない云々・・・」
北村弁護士:「その恩は社会に還元しろ云々・・・」



"芸術やスポーツは、実はとっても窮屈なものになってしまったのかもしれない。"

あらためてそう思いました。ずっと、いつか考えてみたいと思っていたことです。



                    Tumblr 『西蔵防だよん』 

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by e.wash-r | 2012-05-18 22:16 | そらごと、たはごと | Comments(4)
Commented by T at 2012-05-18 23:10 x
こんにちは
むくのきのTです

いろいろと本当にお世話になります

O先生、Y先生、小学校の先生方、坊守様、ご住職様、Aちゃん、と、みなさんが献身的に協力してくださるおかげで、なんとかアメリカにいける見通しです

今回はAちゃんがほんとうに良く仕事をしてくれて感謝感謝です

そんな中、私はこの前の練習で、何度も同じ注意をせざるを得ない歌についにキレて、フルボッコにこき下ろしました

は~・・・・ 
どうしたものやら、、、、、、、

美しいものの追及は果てしないですね・・・・トホホ・・・・・
Commented by e.wash-r at 2012-05-19 01:58
いつもお世話になっております。

「むくの木合唱団」、ほんとうにすてきな合唱団だと思っています。歌の好きなすてきなひとたちに恵まれていると思います。

歌のことはわからないので、無責任な言いようですが、そう思います。

ご指導に敬服・感謝です。


果てしない美の追究、キレてフルボッコのご指導、30歳という若さ故ですね、きっと。

なお、ずいぶん前に30歳だった将軍さまも、いまだにしょっちゅうキレていらっしゃいます。

うらやましいです。



Tさま
Commented by 釋覺性 at 2012-05-19 16:49 x
国際交流ですね?

私も個人的に国際交流マガイなことをしております。
インドの子どもさんの支援です。仏教団体で組織している「全青協(全国青少年教化協議会)」の会員になっています。
時々、子どもさんから年1~2回、お手紙が届きます。

あとは、私の友人が会長をしている国際交流団体に所属。
こちらは、参加できていません。一応は肩書はいただいておりますが、名ばかり・・・。
Commented by e.wash-r at 2012-05-20 03:31
謙遜ではなくて、ボクの場合、ほんとうに迷惑をかけっぱなしなので、国際交流というようなものではありません。ただ、そういう流れに、ほんの一瞬でも、お寺があったということを、ご縁だなあと思うとともにうれしいです。

交流というご縁の中で、「やっぱり阿弥陀さん」ということが、もし伝わったなら、そんなうれしいことはないと思います。

ぼちぼちいきたいですね。


釋覺性 さま
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