黒野組広報部会  -弥陀弘誓のふね-
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午後8時から、当寺にて、広報誌「スートラ」編集。深夜まで。ご自身のつとめを終えた方々の献身に頭が上がりません。11/1の発行に向けて、ほのぼの、かつ、熱い時間を過ごしました。


今回、法話の担当は、つい先日、京都・伝導院での100日間の勉学を終えたばかりのO師。


   生死の苦海ほとりなし
   ひさしくしづめるわれらをば
   弥陀弘誓のふねのみぞ
   のせてかならずわたしける


上記ご和讃を讃題に、「他力本願」という直球勝負の原稿をいただきました。原稿の読み合わせをしながら、『弥陀弘誓のふね』についてのご法義話。そのとき、Z寺さんがおっしゃった話。ボクのお気に入りです。

Z寺さんには、舟の形をした輿があるそうです。葬儀のとき、棺を乗せるだそうです。

お浄土まいりは、自ら歩いてゆくのではなく、自らの功を頼りにゆくのではなく、『弥陀弘誓のふね』にのせられてゆくのだということの儀礼化です。

ボクはこういう宗教的情緒が好きです。

土葬が火葬に変わった今、儀礼としては、この舟形の輿のお役は終えたのかもしれません。先人が形にしてよろこばれ伝えようとなさったこと、できれば、せめて話として受け継いでいきたい思いです。

いつかZ寺さんをたずね、舟形の輿の写真を撮らせてもらおうと思っています。そのときは、写真UPします。



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by e.wash-r | 2012-10-16 23:59 | ようこそ正蓮寺へ | Comments(0)
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