ミカン畑のみえる高台の葬儀場。金色の霊柩車、鮮やかな花輪。その土地の流儀がそのまま風土。
火葬場で、父の死を受けとめようとする真摯な義弟の話を聞きました。葬儀でこそ。
死が縁ではあるけれど、いい時を過ごしました。
大事なことだと思います。
曹洞宗の葬儀。
お骨あげのあと、繰り上げの初七日法要。そのあと、村の方々による「お念仏」という儀礼。
「お念仏」は、鐘を打ちながら「観無量寿経のご文」と「回向句」と「念仏」を繰り返すという作法でした。
光明遍照十方世界 念仏衆生摂取不捨
願以此功 徳平等施一切 同発菩提心 往生安楽国
南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏 ・・・
節こそ違っていましたが、以前、長良川の上流の曹洞宗の村で聞いた「お念仏」とほぼ同じでした。異宗の異国で聞く「お念仏」は、驚きでありましたが、ボクにはやっぱり心地よいものでした。
すべてのおつとめが終わったあと、導師をつとめてくださったご院さんに「お念仏」についての話を聞きました。
いわゆる「お念仏」は、曹洞宗の教えにもなく、作法にもなく、地域の習慣として行われているとのことでした。
長良川上流と三ヶ日。「お念仏」のおいわれが気になります。
Tumblr 『西蔵防だよん』
【
1年前の今日のblog 】
【
2年前の今日のblog 】
【
3年前の今日のblog 】
【
4年前の今日のblog 】
【
5年前の今日のblog 】
【
6年前の今日のblog 】
【
7年前の今日のblog 】
【
8年前の今日のblog 】
【
9年前の今日のblog 】