左腕を見る
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はずしたりするのが面倒なので、学生のころからずっと防水の腕時計を愛用しています。次女にその腕時計を貸しました。模試なのだそうです。

たった一日ですが、腕時計のない生活をしました。気がつくと、白く時計の跡を残して焼けた左腕を見ています。普段、常に時計を眺め、時間を確かめる日暮らしをしていることを思い知りました。


ネットや携帯電話と同様に、時計がないと不安でした。

ネット依存や携帯電話依存が現代の病理のような言い方をされることがあります。少し意味合いは違いますが、常に、しかも正確に時を意識しなければならない暮らしというのは、ある意味病的なのかもしれません。社会全体で、無意識に時を意識しているという点で、その根はネットや携帯電話への依存より深いという気もします。


無量寿経に「風雨以時」ということばがあります。意訳すれば、例えば「時に応じたほどよい風や雨」かな。「時」は、何時何分という意味ではなく「そのとき」というような意味かと。

「適当」の意味は、「ふさわしいこと」「ほどよいこと」、そして「いいかげんなこと」。


「時」にかなって「適当」に生きることの、なんと難しいことかと。




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by e.wash-r | 2013-08-04 00:50 | そらごと、たはごと | Comments(0)
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