法友5人と午後4時に岐阜を出て、奈良郡山の三木先生のお寺へ。
今回は『真宗倫理の研究』をテキストに「愛」についての講義でした。
巷で言う「愛」を類型化し、仏教で言うところの「慈悲」とのちがいをじっくり。
巷の「愛」について、個人的には決していいイメージを持っているわけではありませんが、それでもその「愛」がボクの執着のすがたであり、人間としての限界なのかなあと聞かせていただきました。
蒸し暑い日でしたが、冷房の効いた本堂は快適で、むしろ最初は寒いくらいでした。ところが、いつの間にかじっとりと汗をかくほどに。でも、聴講の法友はみな「なんか暑いなあ」と思いつつ、なんとなく「暑い!」とは言えないでいて、ほどよく時が経ったころ、誰かが立ち上がり、エアコンの吹き出し口に手を当てました。
「暖房になってる。」
「どおりで暑いはず」と、一同。
緩やかな温度上昇に気づかない蛙に喩えた『茹で蛙現象』そのまま。
心地よく生ぬるい「愛」は、静かに人を蝕んでいくものなのかもしれないですね。
Tumblr 『西蔵防だよん』
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