お彼岸の入り 
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帰省中の長男といっしょに、打敷を掛け、六根色幕や山門幕を張り、彼岸会・永代経法要の御供物等の準備。

ひとりだとはかどらないことも、ふたりだと2倍以上に効率がよく、急ぐこともなくのんびりお荘厳することができました。

法要までには、まだまだすることがいっぱいですが、おおよそ見通しはつきました。まあ、そうは言っても結局最後は、焦って、徹夜もどきになるのでしょうが。


境内本堂の準備を終え、庫裏でお供物の準備をしているとき、体操服のままの近所の女の子6人が玄関にやって来ました。運動会が終わったあと、遊びに来てくれたのです。

坊守が、運動会の話をしながらお下がりのお菓子をこどもたちに配っている間に、ボクは100円ショップで仕入れてあったシャボン玉を用意。小さなプラスチックカップにシャボン玉液を分け、ストローといっしょにこどもたちに渡しました。

聞こえてくるこどもたちの歓声を聞きながら、お供物の準備の続き。

おおよそ30分後。シャボン玉液が空になったカップとストローといっしょに、ペットボトルに生けた花の束を持ったこどもたちが、「ありがとう。これ。」といって、玄関に立っていました。シャボン玉を飛ばしながら、花を摘んでいたみたいです。絵になりすぎ。

作業中の机の上に花束を起き、いい気分で準備を続けました。


六根色の幕が揺れ、吹き流しがなびくお寺には、こどもたちをワクワクさせる何かがあるのだと思います。




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by e.wash-r | 2014-09-20 23:30 | ようこそ正蓮寺へ | Comments(2)
Commented by 釋覺性 at 2014-09-21 07:08 x
お彼岸ですね。写真は、秋桜と白粉花?
彼岸花が美しい季節。根に毒がある反面、使い方によっては、民間薬にもなるらしい。
毒=煩悩。薬=仏性。ですかね?

大谷派のお彼岸の仏花。
「すすき」や「紫苑」の真、ケイトウや季節の花を取り混ぜる…とあります。
仏花で季節を感じるんですね。

龍谷ミュージアムの情報、ありがとうございます。

今日、宮澤賢治忌。


Commented by e.wash-r at 2014-09-22 14:24
9/21は、宮沢賢治忌なんですね。

仏花に四季の彩りがあるというのもいいですね。自分好みもいいし、伝統も。

当地では、彼岸花が例年より早く咲き始めました。色が白っぽくて、ヘンです。秋晴れの好天が続いていますが、夏以来、何かどこか普通じゃない気がします。

釋覺性


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