映画『ハンナ・アーレント』を観ました。
アイヒマン裁判の傍聴のレポートで「悪の凡庸」を説き、痛烈な批判を浴びた哲学者ハンナ・アーレントを描いた作品です。
アーレントの本を読み、予備知識程度の歴史もちょっと調べて、満を持して観たのですが、途中ウトウトしてしまいました。
車に乗ると、映画を見はじめると眠くなるという性分に負けました。映画がつまらなかったからではありません。
基本的に、映画は音と映像とテンポを楽しむ、という感覚派ですが、『ハンナ・アーレント』は、セリフを読まないとわからない映画です。
いつか体調と気力を整えて、見なおします。
「悪の凡庸」については、そのとき、また。
鷲岡嶺