夏が過ぎた感。
おじょうはん(月忌まいり)の話題はお盆のこと。
「お盆は賑やかでしたか?」と。
「盆」と「正月」が賑わう時代は、過ぎてしまったのかもしれません。初詣でやお墓参りなどの宗教儀礼のすがたは変わっていないと思います。変わったと思うのは、地縁・血縁が寄って賑わう俗的な風習です。
儀礼が宗教か?風習は単に俗的か?ということ。
間違いなく儀礼は宗教の一部であり、風習は、概して俗的です。でも、なんか、もっとゴチャゴチャしていていいような気がするわけです。少なくとも、ボクたちがそういうもんだと思い込んでいる旧来の「俗」のカタチは、そうであったような気がするのです。「聖」も「俗」もスマートになりすぎたんじゃないかと・・・。
人は俗物。俗のなかの宗教。俗がどう変わっても、変わらぬ他力であります。ならば、もう少し、聖と俗が混沌とする懐かしい習俗のなかにいたいとも思うわけで・・・。ただのノスタルジーなのかなあ?
翻って・・・
「こどもさん方、お盆には帰ってみえましたか?」とご門徒さん。
「3人とも帰ってきませんでした。」とボク。
変わりつつあるのは、どこかではなく我が家でした。
思い思いの夏。気取って青色青光といいたいところですが、本来の意味はそういうことじゃないですよね。
Tumblr 『西蔵防だよん』
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