朝一番のおじょうはん。
仏間の半分は、七段飾りのおひなさま。
おばあちゃんに、「おひなさまは、2月の風にあてなさい。」と言われ、こどもの頃から、ずっと2月中におひなさまを飾っていらっしゃるとのこと。
暦の上では立春を迎え、春一番が吹く2月。おひなさまを春の風の中へ、というような意味なんでしょうか。
おひなさまと、あみださまと、おじいちゃん・おばあちゃんの写真がいっしょのお仏間で、ボクたちがこどもの頃、かすかに憶に残るもう50年も前の田舎の暮らしの話に。
牛や馬やヤギといっしょに住んでいたこと。
汲み取り便所だったこと。
食べ物の周りにはハエがいっぱいいたこと。等々。
清潔ではなかったけど、それがもとで病気になったりはしなかったですよね、と。
ところで、なんで、2月の風の中のおひなさまの話が、牛や便やハエの話になってしまったんだろう?
、