T禅寺閑栖(かんせい)さまの津送(しんそう)の儀。厳粛なおつとめでした。
閑栖は、いわゆる隠居のこと。
津送は、津(みなと)より送るの意で、僧侶の葬儀をそう呼ぶのだそうです。
真宗のことばで言うと、前住さまの葬儀。
送る先は、新たな布教の場所ということだそうです。真宗では往生浄土ということ。
真っ白な喪服のご住職。遠目の想像ですが、たぶん麻だと思います。
以前参列した葬儀に、真っ白な喪服(着物)を着た女性がいらっしゃいました。喪というと黒のイメージですが、白というのもあるわけです。
当派の僧侶の喪服はグレー。(色の表現が難しいので、グレーなグレーを使用)
白、黒、グレー、いろいろあるんですね。
当寺の周りはほとんど臨済宗の檀家さんなので、代々、T禅寺さまとは宗派を超えたお付き合いがありました。この度、ご逝去された閑栖さまは、妙心寺派の総長をつとめておられた方ですが、村では、ボクたちとも気さくにお付き合いしてくださいました。
ありがとうございました。
宗派の組織のウエイトが重くなった分、宗派を超えたおおらかなおつきあいは、公式の儀式の中で居場所が少なくなってきているように思います。
何もかも、少しづつ、変わっていくんですね。
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