Tさんのご法事。
お孫さんの、健くん(小4)・伸くん(小1)・廉くん(年中)が仲良く正座して、おまいりしていました。けなげなその姿に、ボクも、何とかほとけさまのことをお伝えしようと、幼稚園の先生になったような気持ちでお取り次ぎしました。あとで、Tさんから質問をうけました。どうも、しどろもどろのお取り次ぎだったようです。
おつとめのあと、それぞれ、横浜・神戸・美濃から、ご法事のために帰郷されたご家族の方々と会食。Tさんが家族の一員のようにしておつきあいしていらっしゃる、本巣小学校の英語の先生・オーストラリアのDavidさんと奥さんのKim-mareeさんも一緒です。
語学力も度胸もないボクは、何となくわかったようなふりをして、通訳してくださるTさん、日本語で話してくださるDavidさんの言葉に耳を傾けていました。英語のジョークに大笑いされる皆さんの中で、ひとり、ポカーンとして苦笑いしているのは、かっこ悪かったです。
Davidさんはベジタリアンです。刺身等をいただきながら、仏教のお精進の話題になり、Tさんが、浄土真宗は仏教の一派だが、肉食・妻帯・飲酒等がOKなのだと、苦労しながら英語で説明されました。Davidさんから、『本願寺以外の宗派では、僧侶は肉食・妻帯・飲酒等はしないのか。』と、鋭い質問。『原則そうですが、今は、おおかたなし崩し・・・かな。』と私見を述べましたが、Tさんは、通訳に困惑してみえるようでした。
食事のあと、Kim-mareeさん手作りのチーズケーキをいただきました。ムチャクチャおいしかったです。どこかが日本のチーズケーキとちがっているような気がしました。その場に居合わせた日本人全員の疑問。
Q:『材料は、日本のものですか?』
A:『YES.本巣産!』
愉快なT家・楽しいひととき・そしてほとけさまに感謝。法縁って有り難いですね。
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遠慶宿縁:顕浄土真実教行証文類総序より
弘誓の強縁、多生にも値ひがたく、真実の浄信、億劫にも獲がたし。
たまたま行信を獲ば、遠く宿縁を慶べ。
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『西蔵坊だより』は、 森鏡山 正蓮寺の住職の日記です。
仏教のこと、山や川や海のこと、TIBETのこと等、思いつくまま書いています。
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