「桜の端材があるけど、ご院さんが法事のときに打っている拍子木みたいなの作ろうか?」とMさん。
「是非!節柝(せったく)といいます。」とボク。
そういうわけで、お手間入りの桜の節柝を作っていただきました。カンカンと軽めの甲高いいい音です。ありがとうございました。
2代・3代前の住職が、鳴り物のが好きだったそうで、その頃からの当寺の流儀として、ご法事の三部経は節柝を打って、ご門徒さんといっしょにおつとめしています。ご門徒さんにとって、節柝の音は、法事の音でもあるようです。
慣れなのか、ボクも節柝を打つと、ご法事という気分。
近々、M家のご法事の予定はないので、こんどのおじょうはんの時、この節柝を打って阿弥陀経のおつとめをしようと思います。