シーズンインの前の情報交換も兼ねて、岐阜テレマーク倶楽部の忘年会。
かと思っていたら、みなさん、山やゲレンデの新雪に、もうしっかりシュプールを残していらっしゃるようで唖然。
道具のこと、テレマークターンの技術的なこと、ゲレンデのこと、そして何より山のこと等々、超ハイレベルでディープな会話が続きました。
飄々と語り合ってみえますが、みなさん、怪物か化け物です。
へなちょこテレマーカーのボクは、わずかな経験と知識をもとに、頭をフル回転して怪物の会話に聞き入りました。
槍ヶ岳飛騨沢の雪崩の危険箇所の話になったとき、雪崩の専門家?のiさんが、衒いなく「安全な時期も時間帯もコースもない、その時の状況判断」という旨の指南。ボクの技量の及ばない範疇の話ではありましたが、迫力満点でした。
技術のsさんが、テレマーク姿勢時の腿の筋肉疲労を減らすため、スクワットを例に、お尻の筋肉の使い方の試案を提案。狭い居酒屋の宴席で、スクワットをしながら、テレマーク談義は続きました。
ツアーの話は、たぶんもう究極、日本屈指。ちょっと見、おっさんの集まりですが、みなさんホントに化け物です。
ボクは何も提供できる情報がないので、みなさんの問いに答えて、ハクビシンは美味しいらしい、と生臭な見聞をお伝えするのみ。
帰り際、kさんからゲレンデのお誘い。ただいま、必死で日程とにらめっこしています。
みなさんの話を聞いて、イメージの上では、俄然ヤル気満々です。
写真は、日本のテレマークスキー黎明期、30年ほど前のビデオのジャケット。本場ノルウェーのインストラクター、ターリエ・ヴィロ。重鎮tさんがテープからDVDをつくってくださいました。
当時とは道具も技術も変わりましたが、『なぜ、あえてテレマーク?』という難問への答えは相変わらずのような気がします。
ただ、好きだから。
娑婆のこと、好きだけで十分ですよね。