岐阜テレマーク倶楽部のK師が都合をつけてくださったので、半日スキーに行く計画が成立。2年ぶりのテレマークスキーの予定。眠れません。
車庫から靴と板を廊下に運び、ミンクオイルを塗ったり、エッジのサビを落としたり・・・。至福の時間。
なんとなく20年以上前の革靴と細板にこだわっていますが、初めてのプラスチックブーツも試してみるつもりです。しっかりK師のレッスン受けてきます。
テレマークスキーは、スキーの歴史からいうと、過去の道具。どうしてわざわざ退化!して、不安定な道具で滑るの?という疑問が出て当然。ボク自身もよくわからないのですが、ただ、なぜかアルペンに戻ろうとは思わないのです。
以前、「遊びとは?」と問われて答えたことを、少し直して引用。
”カイヨワの言うところの「めまい」みたいなもの。疾走感とかときめきとか酔いとか。
高田直樹の言うところの「うまいこと言えへんけど、何となくしびれるねん。」みたいなもの。
誰もが言う「心地よさ」、かなあ。
いのちを保つことや社会の役割を担うことには、おおいに肉体と精神を酷使すればいいし、事実、肉体と精神をすり減らしているのが現実。そういう中で、シラーの言う「人間は美とだけ遊ぶべきです。・・・遊ぶときにのみ完全に人間なのですから」ということばは、ちょっとつらいけど響きます。”
テレマークスキーは、ボクにとって、ただの遊びなんだと思います。何の価値もありません。
.