『モノ』③ 山用のオーロンの靴下
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過日、がおろ師とめいほうスキー場でテレマークとビーコンの使い方の練習をしました。

そのとき、がおろ師が車内に落としていかれた靴下がでてきました。シートの下のボクの靴の中にすっぽり収まっていて、1ヶ月以上経って、やっとでてきたという次第。

今更ながらお知らせし、靴下は無事がおろ師のもとへ。

その顛末が『blog版がおろ亭』の「靴下が見つかった 」という記事になりました。

その記事によれば、師が落としていかれた靴下は、「南極越冬したときに支給された靴下」らしいのです。それを知っていれば、こっそりいただいて「南極の風雪に耐えた靴下」として、ヒミツの家宝にしたのに、と思ったりして。


がおろ師が南極に行かれるとき、たしか、”何か南極でしてきてほしいことありますか?”みたいなことを言ってみえました。

そのときボクは、三つ考えていたことがあります。それは、

・懐中名号をお預けし、南極で手を合わせてもらう。
・六根色の旗(仏旗)をお預けし、南極で振ってもらう。
・正信偈(または三部経)をお預けし、南極で読んでもらう。

ということでした。

お名号、仏旗、お経さまに、南極から帰ってきたという付加価値をもたせようという、実にあさましき娑婆の魂胆。宗教色が強いので遠慮しましたが、今から思うと、あさましくても三つとも内緒でお願いすればよかったと、後悔しています。

そう言えば、がおろ師にお願いして、当寺サマースクールで南極の話をしていただいたとき、師は南極の氷を持ってきてくださいました。プチプチ弾ける音をこどもたちと楽しんだ残りの氷が、大切に冷蔵庫の冷凍室に保管してあったのですが、長時間の停電のとき、融けてしまいました。これも残念な思い出。


どこまでもモノに執着しているというか、物欲まみれですね。





以上、近々の『モノ』への執着三題終了。






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by e.wash-r | 2018-03-09 23:25 | そらごと、たはごと | Comments(0)
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