荒神窯の煙突
鮎の皿に山菜等すこしづつ
天目茶碗談義
T氏より、11日6時から山菜パーティをします、といううれしいご案内をいただきました。
法務があるのであきらめていましたが、その件については、偶然見事に問題なく解決したので、高速を飛ばして勇んで土岐へ。
朝、採ったクレソンは、仲間に入れてもらおうという新参者の供物、貢物みたいなもの。そんなモノなくても、楽しく迎えてくださるのですが、気は心。
ときどきサスペンスドラマに登場するレンガの煙突のA窯さんが会所。えんごろピザ窯をつくっていただいた窯です。
独特のオーラを漂わせる10人の怪物名人集団。ボクの知らない世界の方々です。完全アウエーのボクは、10人に圧倒され、ただただお話を聞き、山菜を食べるのみ。
岐阜テレマーク倶楽部の方々とそっくりな、フィールドワーカーの寡黙な迫力を心地よく受けとりました。みなさん、普通のおっさんですが怪物です。
山菜は、定番のタラ、コシアブラ、フキ、ギボシ等のほか、アケビ、クルミの芽等。ボクの大好きな行者ニンニクも。知らない山菜もたくさんありました。加えて、お好み焼き、美味しいお米のおにぎり、サラミ等もみな手作り。
山菜で空腹を満たせるか、命を繋げられるかといえば、それはちょっと厳しいような気がします。肉や魚、改良された野菜果物の味に勝るのかと言えば、実は、それもそうとは言い切れない部分も。
じゃあ、なぜ山菜がこんなに魅力的なのかと言えば、それはぜんぶが遊びだから。好きな人が好きに楽しむ季節限定の遊びだからです。贅沢この上ないわけです。理屈ですけど、ボクはそう思うわけです。
みなさんが楽しみで採ってきて、楽しみで作った器に盛って、あーだこーだ言いいながら。気の弱いボクは、完全に気後れしていましたが、楽しかったです。みなさんの特技、献身、知性野生に感謝。
いい意味で、魑魅魍魎の世界でした・・・。蛋白編、きのこ編にも呼んでもらいたいなあ。
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