30年以上いっしょに潜ってきたEから海の誘い。
今回は、高校の同級生のI、Nもいっしょとのこと。3人とも、超体育会系なのですが、それぞれ社会的な責任と義務を負う地位になってしまっているので、いつの間にか無茶はできない海です。
一年に一度あるかないかの機会。楽しみにしていましたが、ボクはやっぱり無理。Eが、「また時間合わせるから。」と言ってくれたのが、当面の生きる糧。
そんな折、こんどは大学の同級生Mから電話。
”ずっと飼っていた水槽の魚が死んでしまった。魚とりに行きたい。”
海に行けなかった日の午後、Mと、伊自良川とその支流で魚とりをしました。「夏休みこどもの日」の下見も兼ねて。
タナゴが飼いたい、というM。
7月の大雨で荒れ、猛暑で渇水の伊自良川。
台風の影響か、強い風で、さざなみのたつ川面。
魚影はそこそこあるのですが、すくうには厳しい流れです。
本流はあきらめ、支流というか用水へ。
ほんとうは、小川Aに行きたかったのですが、そこは、一週間前、3頭の熊が目撃された場所。こどものころ、クワガタを捕った雑木林があり、サギソウやカキランが咲く湿地があり(かすかな記憶ではモウセンゴケもあった)、アケビを採り、小ブナのカエドリ(用水をせき止め、水を干して魚をとること:「掻い掘り」の方言?)をした場所。
今回は、小川Aは断念して、用水Bへ。
いわゆる三面張りにちかい用水ですが、ちゃっかり魚も貝も生きてました。川底は、カワニナとシジミでびっしり。本流に移殖しようという気になるほど。
これだけ貝がいると、タナゴもしっかりいます。孵化したばかりの小さな子も。そのほか、ハエ、アブラハエ、ヒガイ、ヨシノボリ、シマドジョウ、メダカ、ヌマエビ等々。手のひら大のスッポンを追いかけましたが、逃げられました。
相変わらず暑い岐阜の午後の里の川。百均のタモとバケツを持って、おっさんふたりの夏休み。
一瞬の夏。だいたい1時間ぐらい・・・。
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