いろいろあって、真夜中、帰ってくると、勝手口に松のいい香り。
パッドに、『カイ』が並べてありました。坊守の夜なべ仕事。
標準語なのか方言なのかわかりませんが、とにかく、当寺では『カイ』とよぶもの。
報恩講のお華になります。
『カイを組む』という言い方をするので、松を形造る「部品」というような意味でしょうか。
今は、五葉松で代用していますが、昔は、山で採ってきた老松の短い葉を用いいました。
昔は、12月の初旬に『松きり』という、山へ立華の材料を採りに行く行事があり、みんなで山に入って、『シン』になる松と『カイ』をつくる短い葉の松を探し回りました。こどものころは、いつもお供をして、長老の指示で木に登るのが役目でした。懐かしいいです。
11月・12月に、様々なつとめ・シゴトが集中するので、時間に追われまくっています。少し余裕があれば、楽しめるのになあと思うことです。
いろいろ遅れ気味。
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