荒れた海とフェーン現象
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7月以降、日程が合わずのびのびになっていた畏友Eとの海行き。お互いなんとか休みを作って、9/16・敬老の日、無理やり、いつもの海へ。

関東沖に低気圧が発達し、いわゆる西高東低の気圧配置。強い北風が吹くのはわかっていましたが、この日しかないので強行。

海はかなり荒れていました。波も濁りもだんだん激しくなったので、2本で終了。

浜で、大阪から来ているというスゴイ装備の爽やかなおにいさん組(30代)や怖そうなおっさん組(40代)と情報交換。お兄さんたちも、おっさんたちも、Eとボクの30年来の年季の入った手作りの装備を見て驚いていました。

怖そうなおっさんたちは、まるでボクたちが親分かのような、敬意をもった接し方でした。軟弱なボクたちですが、ちょっと浮かれてしまいました。


昔、

『ウミボウズ オカニアガレバ クソボウズ』

と詠んで、好評をいただきましたが、改めます。

『ウミボウズ ナマグサボウズ クソボウズ』(季語なし)

でした。



お昼過ぎ、Eと「いかにして子どもたちを水の中の世界に引きずり込むか?」を真剣に議論しながら、岐阜へ。

北風で荒れた海と雲の低い敦賀の道端の温度表示板は、26℃。

「岐阜はフェーンで快晴。33℃かな?」と予想し、八草峠を越えました。



【フェーン現象のこと】

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9/16のお昼頃の気圧配置と風(だいたい)

美濃山地を越えて、北陸から濃尾平野に北風。フェーンの条件は整っていました。


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9/16に起きていたであろう岐阜のフェーン現象(だいたい)

気温逓減も北風が越えていく山の高さも、おおよその値。
雲ができるときの凝固熱と日照の有無と時間経過等は無視。
湿った風の気温逓減0.5℃/100m、乾いた風の気温逓減1℃/100mとすると、その差から、100mの高さを超えることで、0.5℃気温上昇すると仮定。

北風が、越廼から美濃山地(1500)を越え、フェーン現象を起こして岐阜に吹いたとして、約7.5℃の気温上昇になりそう。

実際、9/16の最高気温は、越廼:小雨、26.5℃、岐阜:快晴、34.2℃。その差、7.7℃。超いい加減な概算ですが、ほぼぴったり。八草峠(美濃山地)を挟んだ越廼と岐阜の天気も見事にフェーン現象をそのまま反映しているようでした。

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13:45 越廼 小雨   9/16:最高気温26.5℃ 

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16:25 岐阜 快晴   9/16:最高気温34.2℃


【注】あくまで概算です。「100mの高さを超えることで、0.5℃気温上昇する」するという仮定だと、3000m級の日本アルプスを越えた風は、約15℃も上昇することになり、これはちょっと現実離れしています。多分実際には、0.3℃くらいの値じゃないかなあと想像します。


あまりに見事なフェーンを現象を体感したので、ちょっとまとめてみました。


自然現象は、なんとなくですが、論理に従って計算できるところが楽しいですね。現実はもっと複雑ですが。

翻って、この調子でほとけさまのお心を量ろうと考えると大変!気をつけないとね。








by e.wash-r | 2019-10-02 01:05 | 愚考 | Comments(0)
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