土曜日の朝、S家納骨。
お墓のある山の中腹へ登って行かれるおふたりの後ろ姿。麦わら帽子のお嫁さんと日傘の義理のお姉さん。
熊谷守一の「焼き場の帰り」を思い浮かべました。
決して一律ではないのですが、「お骨を抱いて歩く」すがたの語りかけてくる何かを、ボクは好きだと思いました。
汗を拭いながらの帰り道、Sさんが、懐かしそうに話されました。
昔のお盆はね。
お墓行きの臨時バスが走ってたんですよ。
駐車場はすごい混雑で、老人会の方が誘導係をしていらっしゃったし。
かき氷屋さんも出てて、賑やかだった・・・
岐阜市の墓地の話です。
アフターコロナは、新しい様式も必要かもしれませんが、ありふれたスローな日常であってほしいと思いました。