「骨董屋さんの忘れ物」。
関の古民家で、大先輩のM師の蒐集が展示されています。
ダッシュで訪問。運よく、M師在廊。
懐かしい話から、怪しい話まで、歯切れのいいM師節を堪能。スケールの大きさと繊細さ、思慮深さと憂いと学の絶妙のバランス。柔らかく圧倒されました。
急いでいたので、ゆっくりできませんでした。またの機会を楽しみに。
展示品の中に、見慣れた器が。
大正時代の犬山焼の赤絵の茶碗。
感動しました。
昔は、お客様が泊まられることがよくあり、そのときの夕食は、必ずと言ってもいいほど、この器でした。こどもながらに、鮮烈な記憶です。
また、K家のお取り越しのあとのお斎。毎年、この器でいただいています。
何事もないような日暮らしとちょっと特別な日。どちらも尊いですね。