7月の下旬から、閉まったままで動かなかったBFレガシィのパワーウインドウが直りました。うれしかったので、ずっと窓を全開にして走りました。
金華山トンネルを抜け、鵜飼大橋を渡り、朝のラッシュが終わった環状線を快調に走っていると、白いレジ袋が、風に乗って風船のように、前方を飛んでいます。フロントガラスをかすめるように、後方に消えていったと思った瞬間、その白いレジ袋は、フワリと助手席の窓から入ってきました。
窓を閉め切ってサウナのようになったBFレガシィの中で、脱水状態で心臓をバクバクいわせながら、長い間苦労してきただけに、心和む、出来事でした。人間は、縁がととのえば、誰かが捨てたレジ袋ひとつで、幸せになることができる程度に、単純です。少なくとも、ボクはそうでした。
また、風で飛ばされないように、左手で押さえながら、帰路、山ぎわの田んぼ道まで走って、レジ袋の記念撮影。ふと見ると、道に、実ることなく落ちた栗のイガが転がっています。
"窓を開けていて、青い栗のイガが入ってきたら焦るだろうな"などと、ありそうでなさそうなことを考えました。
窓を開けよう。
いいことばかりとは限りませんが、とりあえず、何か入ってくるかも知れない。
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『西蔵坊だより』は、 森鏡山 正蓮寺の住職の日記です。
仏教のこと、山や川や海のこと、TIBETのこと等、思いつくまま書いています。
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