例年になく霜柱をよく見ます。
寒いだけでは、霜柱は立ちません。十分な寒さに加えて、土中の水分が必要です。
存分に降った雪が解け、当地に、連日の霜柱を立たせていると言えそうです。
村のボーリング大会があり、そのあとの飲み会の席で、ひとつ年下のSくんと、こどもの頃のことで盛り上がりました。
S君の家は、集団登校の集合場所になっていました。
寒い冬の間、Sくんのお母さんは、毎日のように焚き火をして、ボクたちこどもが集まってくるのを待っていてくださいました。みんなで焚き火にあたるのが楽しみで、寒さのなか霜柱を踏んで、早くからS君の家に集まったものです。
Sくんの家の庭には、梨やイチジクの木があり、夏には、それらを採って食べるのも楽しみでした。
冬の寒い朝の霜柱と焚き火、夏の梨やイチジク・・・。
ボクたちは、ボクたちが楽しんだことを、ちゃんと次の世代・こどもたちに伝えただろうか?
話すほどに、楽しいだけでは終われない昔話になりました。