パブロフの犬?
「体力と気力の充実」とは言いますが、持続どころか、一瞬保たないというのが現実です。

一応、生意気なことを言えば、当家にとっては年に1回のお取り越しなんだからと言う気持ちで、衣を着替え袈裟を着けるときに、レースの前に靴ひもを結ぶランナーのような気持ちで、いわゆる気合いを入れているんですが・・・。

集中力とまでは言わないまでも、そこそこのつとめが出来る状況の限界があって、気合いだけでは何ともならないという感じです。申し訳ないと思いつつ、せめて体力と気力のレベルを上げる努力を普段しっかりしておくことしかできないかなあと思っています。

モチベーションということばが、流行っています。動機は、当然大切ですが、現実的にはエネルギーが重要がなんだろうと・・・。「信仰」が、モチベーションにもエネルギーにも成りうるんでしょうが、それだけでは語りきれないところにが娑婆なんでしょうねえ。

H地区と市内のお取り越しを終え、夜の岐阜別院へ。
報恩講のお初夜におまいりしました。例年、『初夜礼讃』のおつとめでしたが、今年は『正信偈』でした。壮年会の方々が揃っておまいりでした。ここ10年くらいの中では、一番おまいりが多かったような気がします。
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お初夜の後、別院の庫裡で消防服に着替え、北消防署へ。梯子乗りの訓練です。
仕事を終えた若者?がたくさん集まっています。本当にご苦労様だと思います。
月夜。寒!
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帰宅後、こたつに入り、気がついたら消防服のまま朝でした。

午前10時過ぎからお昼まで、間が空いたので、お風呂に入って髪の毛を切ることに。
明るい中、先ず湯に浸かって温まると、「幸福感」に包まれました。たぶん、いい顔をしていたと思います。

電気バリカンで丸刈りをはじめたら、消防車のサイレンの音。
何でそうなるの、と思いつつ、適当に仕上げて、朝脱いだばかりの消防服を着て、とりあえず、出動。犬の散歩をしていたTさんに、消防車の行った方向を尋ね、車を走らせました。

対向車線を団員のO君が消防車で走ってきます。
「サイレンの音がしたんで、飛び出してきたんですが、どこかわからないんです。」
O君もボクと同じ状況のようです。問い合わせると、小火だったそうで、すでに鎮火し、緊急出動の指示は出ていないとのこと。

"やれやれ"と思って、今帰宅し、blogを書いています。
この後、剃り残した無精髭や襟足を整えたら、法衣に着替え・・・。

やれやれ。
ダメだと思っていても、こんなにがんばってるんだぞって言う自慢・驕りと、ため息って、体力と気力がなくてもでるもんですね。     ・・・はぁ。


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by e.wash-r | 2006-12-06 12:27 | そらごと、たはごと | Comments(0)
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