専宗寺ご住職、根岸秀典師が往生されました。
長年、当寺の報恩講のお説教をして下さった先生です。ひとつの時代が過ぎていったなあと言う気がします。
当寺の前住職は、先生に「死ぬまでお取り次ぎに来てください。」とお願いしていました。
先生も、「死ぬまで来る。」とおっしゃっていました。
ただ晩年は、「もうお説教には行けない。」と、報恩講のお取り次ぎをして下さることはありませんでした。歎異抄のご文を思います。
なごりをしくおもへども
娑婆の縁尽きて
ちからなくしてをはるときに
かの土へはまゐるべきなり
先生の次のようなエピソードが、葬儀の時に紹介されました。
16歳でご住職になられた先生の不安に、当時の教徳寺のご住職が言われたそうです。
「心配しんでいいよ。阿弥陀さんがあんばようしてくださるで・・・」
ありがとうございました。
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『西蔵坊だより』は、 森鏡山 正蓮寺の住職の日記です。
仏教のこと、山や川や海のこと、TIBETのこと等、思いつくまま書いています。
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