お盆
草がぼうぼうの裏庭。カラスウリの蔓が網戸を這っていました。
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N家の27回忌法要。
お盆で、老若男女、親戚家族一同が揃った賑やかなご法事でした。

法事のあとのおときの席の亭主Nさんのご挨拶(聞書)。

  今日27回忌をおつとめをしたおばあさんは、よくお寺に参った人でした。
  正蓮寺の法要にはいつもおまいりしていました。
  坊守さんとはともだちのように心やすくしていたと聞いています。
  今はなくなっていましたが、黒野別院にも、お彼岸のたびにお参りしていました。
  子どもの頃に、おばあさんからほとけさまの話をいつも聞いていました。
  自分が手を合わせるようになったのは、おばあさんのおかげです・・・。

Nさんは、通勤の途中、ほとんど毎朝岐阜別院にお参りしてみえます。
機会をつくっては、法座でお聴聞もしてみえます。

今日の挨拶を聞いて、そういうご縁があったのかと思いました。



Mさんのお盆のお参りにて、共通の知人であるKさんの話題に(聞書)。

  あさってKさんとゴルフに行くよ。
  お盆は、することがないからって誘われた。
  お寺参りやお墓参りがあるやろうって言ってやったんや。
  Kさんは死んだらそれでオシマイやと思っているんやろうねえ。
  そういうもんやないやろ。
  あの年代のおっさんはなに考えとるんかわからんわ。
  オレも子どもの頃、お取り越しの時はテレビ見とったけど・・・。

口は悪いけど、忙しい中、時間をつくってはお参りされるMさん。




  Nさん、50代後半
  Mさん、50代前半
  Kさん、50代後半


NさんんもMさんもKさんボクも、なんやかんや言いながらいつか手を合わせて、そして力なく死んでいくんだろうなあ。


せっかくなら、いい縁にあって早く手を合わせる方がいいと真剣に思いました。





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お盆_b0029488_22514638.gif『西蔵坊だより』は、 森鏡山 正蓮寺の住職の日記です。
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by e.wash-r | 2007-08-15 19:16 | おまいりにて | Comments(0)
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