Fuji Touring 150 - Side View by p200eric
昨夜、長野県塩尻まで行くはずが、急務で大幅に予定変更。
今日は空白の一日になったので、朝寝坊を決め込みました。
空白のはずでしたが、朝から、お客さんが申し合わせてリレーでもしているのかのように続き、結局、お昼ご飯を食べるひまもなく日が暮れ、あっという間に一日が終わりました。
一人目のお客さんと、たまたま、お坊さんに似合うバイクは何かと言う話になり、往年のスクーター『ラビット』のことで盛り上がりました。
20年以上前の『ラビット』の話。
畏友E師の車庫には、長い間、亡くなられたお父さんのラビットが置いてありました。ボクは、そのラビットを譲ってもらう約束をしていて、いつかそのラビットでおまいりに行くことを楽しみにしていました。
整備をして乗れるようになったら、まずE師と二人で『ローマの休日』風の「記念写真」を撮る計画も立てていました。
ネイビーブレザーにオフホワイトのチノの半ズボン、紺と赤のラインの入った白いソックスにローファーを履いて、二人乗りで街をゴキゲンにラビットで走る写真。イメージだけは、完璧にできていました。
ところが、いよいよ整備しようと思ったとき、車庫のラビットはありませんでした。いつも車庫のラビットを見ていた路線バスの運転手さんが、譲って欲しいと訪ねてみえたそうで、ボクたちの計画を何も知らないE師のお母さんは、気前よく手放されたのでした。
定番のラブストーリーのすれ違いの場面のような、ほんの一瞬の"間"でした。
「ラビットのアイビー少年」と「
ラビットでおまいり行くお坊さん」は実現しませんでしたが、今もボクはそのすがたをありありと想像し、相変わらず十分に楽しませてもらっています。
思い入れというのは、他人にはどうでもいいことである場合が多いですよね・・・。失礼。
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『西蔵坊だより』は、 森鏡山 正蓮寺の住職の日記です。
仏教のこと、山や川や海のこと、TIBETのこと等、思いつくまま書いています。
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