30年の歩みを語られる壮年会OB
隣村のI地区は、戸数80戸で真宗寺院が2ヶ寺あり、そのふたつのお寺のご門徒さんがいっしょになって、村の仏教壮年会をつくってみえます。
"足が地に着いた"という形容が似合う、歴史ある壮年会です。
創立30年の記念式典の法話のご案内を受け、正直なところ少々躊躇したのですが、これまた正直なところ大変うれしい思いで、ご縁にあってきました。
躊躇したのは、地元だから。
おたがい表も裏も知っている関係の、しかも近くてちょっと遠くてという関係は、本スジは別として、やっぱり"勘弁してよッ!"という感じです。同級生が何人もいるし・・・。
うれしかったのは、矛盾するようですが、地元のご縁にあえたと言うこと。
基本的に、近い関係というのは特有の窮屈な部分があり、ボクはそういうところが苦手ですが、それでも"身近なところ""地元""足もと"が大切だと自分に言い聞かせている手前、隣村のご縁にあえたというのは、とにかくうれしいことであるわけです。
50人の方々が集まられ、勤行・法話・記念式典。その後は、村の公民館に移動して懇親会。2次会までお付き合いしてきました。
いわゆる地元の村と組織が存立基盤となりにくい立地・環境条件の当正蓮寺にとっては、見習おうにも物理的にできない状況があります。それが解った分、当寺の立地・環境条件の中で、大切にすることは何かということを知らされた機縁であったように思います。
村の人たちが誘い合って歩いておまいりに行けないお寺では、ほとけさまに遇いたいと思い、その人にお寺へ行くだけの力がなければ、お寺まいりは難しいということです。
だから大切なのは、ご縁があったら、ただお聴聞ということなんです。
つまり、とにかく、『黄鐘会・冬座』に行こう!
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『西蔵坊だより』は、 森鏡山 正蓮寺の住職の日記です。
仏教のこと、山や川や海のこと、TIBETのこと等、思いつくまま書いています。
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