2005年 04月 05日 ( 1 )
長良川鉄道 -越美南線の思い出-
旧国鉄時代に、越前(福井)と美濃(岐阜)を結ぶ鉄道として計画された越美線は、全線開通することなく、険しい白山山系の山岳地帯を残して、建設が中止されます。開通している南側部分を越美南線といい、今は、第3セクター「長良川鉄道」として存続しています。

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名残を惜しんで名鉄美濃町線に乗り、終着駅・新関の駅長さんに花束を贈った後、長良川鉄道に乗ってきました。母の郷里・州原に行くとき、何度も乗った列車です。そのころは、単に「ジーゼル」といっていました。いろいろな思い出があります。

夏休み、終点の北濃から国鉄バスに乗って、ひるがの高原に行き、ホテルでバイトをしたことがあります。布団部屋で寝起きして働きました。「お寺の子がお盆にココにいていいの?」と、いろんな人にたしなめられました。バイト代は山岳テントになりました。

曾祖父の葬儀に行くときも、「ジーゼル」でした。5月、地理の授業で河岸段丘の形成過程を学び、その地形の上を走っていることに、感激したのを憶えています。

昆虫が大好きだった小学生のころ、オオクワガタ捕りの名人といわれる人と、夜が明けたばかりの越美南線の線路をずいぶん歩いて雑木林に行きました。オオクワガタは採れませんでしたが、ノコギリクワガタをいっぱい捕りました。でも、今、懐かしく思うのは、クワガタより線路の上を歩いたときの冒険気分です。

車中心の生活の中で、はじめて「ジーゼル」に乗ったこどもたちが窓の外を見ています。
「自分がこどものころワクワクしながら経験したようなことを、彼らは体験しただろうか。」
まだ間に合うと思いつつ、チョット反省しています。

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by e.wash-r | 2005-04-05 00:01 | 遊びをせんとや生れけむ | Comments(2)